2009年10月22日
良品と不良品の間
良品と不良品の違いは、製品が単純な物では「動くか、動かないか」といった程度で判断されるため、その判別は容易いが、精密機器などではある一定の性能許容内で機能する物のみを良品とし、その基準以下であるものを不良品として扱うなど、ややその判断が難しい部分も見られる。
例としては液晶画面が挙げられる。この表示装置では「白一面と黒一面を表示した際に、目立つ部分に一定個数以上のドット落ち(微細な表示機能の異常)が無い事」が工業レベルでの良品として出荷されるが、これは表示ソースおよび利用者の主観によっては、大きな問題と見なされることがある。
またその一方で、「色合い」といった微妙で感覚的な物も消費者レベルで問題視される場合があり、アニメーション映画の『千と千尋の神隠し』では、DVD販売用の映像媒体で、家庭にあるテレビ受像機やDVDプレーヤーで再生した際、全体的な色合いが赤が強いとして、消費者運動に発展したケースがある。
また、製品の種類によっても求められる基準が異なってくる。たとえばコンピュータとして「特に変わった操作をしていないのにいきなりフリーズして扱っているデータが消える」ことは、家庭向けのパソコンではありがちなことだが、ATMを含む金融機関のオンラインシステムでは致命的な問題とみなされる。
不良品と消費者
不良品は、生産過程で一定数発生する。しかし多くのメーカーでは、それらが消費者の手に渡る前に破棄ないし修理するなどといった対応で、出荷する製品に不良品が出ないようにしている。
しかし検査工程のミスや輸送上のトラブル(水濡れ・結露・衝撃を受けたなど)により、消費者の手元にきちんと動作しない製品が渡ることも稀に発生する。特に電子機器の多くでは、一定期間の間、動作させないと発現しない故障・異常もあるため、検査漏れが発生する事もある。
このため家電等の分野を中心に、様々な工業製品では保証期間を設けて一定期間内に故障した製品の無償修理や交換を消費者に約束するメーカーが多い。これらは購入時期を特定する保証書を製品に添付、販売店側で購入時期と販売店を記入させる事で対応している。しかし補償期間直後に、これといって問題のある使い方をしていないにもかかわらず、製品が故障する場合もある。
自動車では、故障が人身事故に繋がるケースもあるため、特に設計上や部品製造上の不具合による故障が起き得る製品に対しては、一旦メーカーに差し戻して無償で修理させるリコール制度もある。家電製品でも設計上や部品の不具合による故障が発煙、発火など生命の危険につながる場合、自動車と同様にメーカーの責任で無償で修理する措置が取られる。
兵器では、不良品の使用によって非戦闘員への被害が出る恐れがある。使用した爆弾や榴弾の中に不良品が混じっていた場合、敵を殺傷しようとして使ったときには炸裂せず、後からふとしたきっかけで炸裂し、敵でも何でもない者(それは味方かもしれないし、民間人かもしれない)を殺傷してしまうということもありうる。すなわち不発弾である。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
良品と不良品の違いについて調べました。
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